自分の考え方のルーツを知る

ものの見方や考え方に影響を与える時期

わたしたちは結局のところ、生まれも持った自分の頭で考えるわけなので、自分の頭の素地やルーツがものの見方や考え方に影響を与えることを知っておく必要があります

それによって、得意分野を伸ばしたり、軌道修正をしたりすることもできます

わたしはごく幼少期から、絵が好きでした。

想像物だったり、漫画だったり、アニメのキャラだったり見たり読む以上に自分で描きましたし、ねんどをこねたり、人が描いている姿をじっと見ていたり、手を動かすことがなによりも大好きだっと記憶してます

特に、親が絵を描きなさいといったわけでもなく、親自身が絵に造形が深いわけではありませんでしたが、ふつうに日常の中に溶け込んでなにかを作りたい欲求にかられ、人並みよりも少し興味を持ったのだと思います

自分が好きだったものの中に、自分の考え方の原点がある

小学校3、4年生の頃には、少年ジャンプを兄たちと一緒に読んで、ひとりでよく書き写していた覚えもあります

ジョジョの奇妙な冒険」のしげちーや、億泰のスタンドを書き写していたり、想像上のものを描いたり、人間や動物の構造はどうなっているのかとか、そういったことを作ったり、知ることが新鮮でした。

そして、「なぜこうなるのか」という疑問が、さらにもっと絵への興味を掻き立てました。

ところが、私が中学に入った頃には、絵ということに興味が薄れてしまい、スポーツに関心が移り野球部に入って汗をかくことの方が面白みを感じてました。

ただ、大学への進学時に、将来のことを考えた時に、子供の頃から好きだったモノづくりに憧れを抱き、京都の美術系の大学へ進学を決めました。

今思うと自分の両親もよく賛成してくれたと思います。特に、どういった職業につくのか定かではない、将来に安定性さもなさそうな大学だったので。

今振り返ってみると、美術を学ぶにあたり、よかった点が2つありました。

  • 芸術の本質を考えたこと
  • 思想やコンセプトを考えたこと

つまるところ、正解や正しさという概念ではなく、考えることを学んだ時間でした。

確かに、知識はつきました。

いわゆるものの考え方や、作品の思想や哲学に触れることが多い時期でした。

今の自分の考え方もこの時期に学んだことがとても影響されているとつくづく感じます。

誰にでも、種類は違っても、こうした考え方のルーツや遍歴があると思います。

それを意識し直すことも、自分の考え方を深める大きなきっかけになるはずです。