動きがあれば反動あり
何かしらの緊急の問題が起こっていて、それにどう対処するかが問われている場合の話です。
ゆっくりと時間をかけてあれこれと考えを試している余裕はありません。
そんな時、どんな問題が出てきても、まずはこのルール・原則で考えてみようという汎用性のある考え方があると助かると常々思っています。
ゆくゆくはもっと突っ込んだ考察が必要だとしても、まずは考えるとっかかりとして誰にでも使える原則です。
反作用というべき反応
ある動きがあれば、必ずその反作用というべき反応として、その動きに反する動きがあると考えます。
このルールをものごとを考える際にいつも頭の隅に置いておくことで、ものの見え方が変わってきます。
たとえば、エンジニアの動きにしても、メンバーの動きにしても、ある動きが出ているということは、その逆の動きが必ずあるはずだと考えます。
「経営陣でこんな動きがありそう」という通達があれば、その動きに対して周りがどう出るか、という反応を予想することができます。
あるMTGひとつをとったとしても、いくら主催者の方が「動」を起こしても、その裏側に「よし、一緒になって頑張るぞ」と思わない人がある一定の反動があるということ意識しておいた方がよいでしょう。
冷静に裏にあるものを見極めること
ものごとの見方や視点を変えるだけで、いろいろな人同士が感情や情緒で仲良くなれるはず、という錯覚からも解放されそうです。
人と人の関係だけでなく、会社と会社の関係にも、程度の差はあれど、「動きがあれば反動あり」のルールは働いているはずです。